実用タイ語検定試験の各級のレベルってどれくらい?


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本記事は2020年2月に以下のブログでリライトしました。

『実用タイ語検定試験|受験前に知っておくべき各級のレベル・難易度を解説』
https://shape-of.com/2020/02/level/

今後の記事更新等もこちらで行うため、是非ご覧ください。

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実用タイ語検定持ってる人ってどのくらいのレベルなの?

「実用タイ語検定○○級って実際どのくらい使えるレベルなの?」という疑問は多くの日系企業採用担当者さん、検定合格を目指す方が抱いているかと思います。

そこで、私がタイ語検定各級に合格した時期に職場でどのくらいタイ語を使えていたかを思い返しながら、各級合格者の職場で使えるタイ語レベルについて書いてみようと思います。

全ての人が私と同じようなケースであるとは言えないので、あくまで参考にご覧ください。


タイ語検定5級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
実用タイ語検定試験 [タイ検] 5級
入門レベルの文法知識と語彙をカタカナ発音表記またはローマ字発音表記で習得し、それらを用いて表現できること。ゆっくりであれば8単語程度までの簡単な文章の聴解と発音ができる。挨拶や自己紹介、意思表示が可能なレベル。(カタカナ発音表記とローマ字発音表記の併記で出題)
5級取得時点では、仕事でタイ語を使えるレベルとは全くいえませんでした(当たり前)
(ただし、このレベルの中には「タイ文字の読み書きはできないけどスピーキングは得意」という方も含まれると思います。)

私の場合、言いたいことを超シンプルな文章で伝えるところまではできました。
例えば、「これがほしい」「こっちのほうがいい」「私は○○がしたい」などです。

しかし、それに対してのタイ人の回答は理解できないことが多かったです。

タイ語検定4級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
初級レベルの文法知識と語彙をタイ文字で習得し、それらを用いて表現できること。ゆっくりであれば10単語程度までの簡単な文章の聴解と発音ができる。簡単な会話が可能なレベル。
時間は少しかかりますが、知っているタイ語なら読める、知らないタイ語なら読み方がなんとなくわかる、というレベルでした。

4級レベルの時点で、日常生活にはほぼ支障がなかったと記憶していますが、仕事ではまだまだでした。ルーティンワークならなんとかなるかもしれませんが、社内のタイ人と相談しながらプロジェクトを進めるといった、その場に応じてタイ語でコミュニケーションをとっていくのは難しいです。

タイ人が話すタイ語のスピードにはついていけません。
外国人である私に合わせて、ゆっくり簡潔なタイ語を話してもらい、やっと理解ができるレベルです。また私自身も伝えたいことをシンプルな文章で口にすることで、タイ人に理解してもらっていました。

タイ語検定3級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
日常生活を送るのに必要な中級レベルの文法知識と語彙を習得し、それらを用いて表現できること。短い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。日常生活においてタイ人と意思疎通が可能なレベル。
タイ文字の短い文章を、少し時間をかけながら読めるレベルです。
タイ語の基礎文法はこの時点でマスターしているはずなので、語彙力をつけていけば職場でも結構タイ語を使って仕事ができるのではと思います。

タイ語検定準2級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
社会生活を送るのに不可欠な中上級レベルの文法知識と語彙を習得し、それらを用いて的確に表現できること。やや長い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。一般的な業務や職務においてタイ人との意思疎通が可能なレベル。
今の私は「ぎりぎり準2級合格」レベルです。
ちょっとしたタイ語の文章は読めます。書けます。でも新聞は難しいなと思います。
もっと語彙力を強化しなければ読めるようにはならないですね。

仕事においては、自分が知っている内容や背景がわかるものであればタイ人同士の会話でも聞き取れます。また、タイ語で送られてくるラインやメールを理解して返事することもできます。ただ、タイ人にタイ語をつかって説明したり、複雑な経緯を伝えたりといったことはできません。また通訳も絶対に無理です。

タイ語検定2級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
社会生活を送るのに必要な上級レベルの文法知識と語彙を習得し、それらを用いて流暢に表現できること。高度な専門用語を含まない新聞記事・論説文・物語の読解、ニュース・アナウンスの聴解ができ、テーマに沿って論述することもできる。一般的なタイ語翻訳やタイ語通訳が可能なレベル。 

まだ2級を持っていないのでノーコメントです。

タイ語検定1級合格時のタイ語レベル

タイ語検定協会の評価基準【引用】
標準的なタイ語を口語、文語ともに不自由なく使いこなし、タイ人と遜色なく自然かつ正確に表現できること。専門的な文献の読解と翻訳、司法行政、政治経済、商談契約に関する通訳ができる。全国通訳案内士の外国語筆記試験合格レベル。 
まだ1級を持っていないのでノーコメントです。


実用タイ語検定試験で実際のタイ語能力は測りきれない

全ての検定試験においていえることだと思いますが、○○級を持っていたら××できる、と言い切れるものはありませんので、上記はあくまで参考ということでお願いします。

特にタイ語のスピーキングにおいては実用タイ語検定試験で判定されるのは2級の二次試験以降なので、それまでの級ではレベルが測れません。
従って、人によっては「タイ語は読めるけど全く話せない」という方もいるとおもいます。
TOEIC900点持っていても話すのが苦手な方がいるのと一緒ですね。

それから、実用タイ語検定試験のリスニング問題に関してですが、正確に能力を判定しているか怪しいという印象があります。タイ語を聞き理解を問う問題よりも、単純に語彙を問う問題が多い印象なので。


皆さんの場合はどうでしょうか。
私は私自身の経験でしか語れないので、私以外の人の意見も聞いてみたいです。
コメントで意見など気軽にしてくださいね。


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