タイ語の母音と声調。IPA表記の読み方の参考にもどうぞ

当サイトでは発音記号をカタカナではなくIPA表記を使用しています。
タイ語勉強中。もくもくをご覧になる前に

そのため、タイ語の母音と声調を復習したい方以外にも、そもそもIPA表記の読み方が分からない!という方にも参考にしていただきたいです。

タイ語はカタカナ発音だと、どうしても伝わらないことが多く、私なんて意識しているのに伝わらず…。発音をマスターする道程はまだまだ長いです。

◯タイ語の母音

タイ語は母音と子音を組み合わせて音節を作ります。

タイ語の母音は全部で9種類です。(日本語は「あいうえお」の5つですね)
また、各母音で、短く発音する「短母音」長く発音する「長母音」があります。

またこの他に、異なる母音を組み合わせた「複合母音」「余剰母音」と呼ばれるものがあります。
ここでは最低限のIPA表記を読めるようになることを目的としますので、省きますね。

短母音
IPA表記
長母音
IPA表記
発音の仕方
aaa日本語の「ア」「アー」
iii日本語の「イ」「イー」
uuu日本語の「ウ」「ウー」
ɯɯɯ「イ」という時のように唇を広げた状態で「ウ」「ウー」と発音
eee日本語の「エ」「エー」
ɛɛɛ「ア」という時のように口を広くあけた状態で「エ」「エー」と発音
ooo日本語の「オ」「オー」
ɔɔɔ「ア」という時のように口を広くあけた状態で「オ」「オー」と発音
[oo]というときのように、唇を突き出さない
əəə「エ」という時のように口を半開きにした状態で「ウ」「ウー」と発音


◯タイ語の声調

タイ語の声調は5つあり、この声調によって単語の意味が全く異なります。たとえば、”maa” (マー)という単語でも声調によって「来る」「馬」「見る」などと意味が異なります。

タイ語の声調グラフ

この図を見ながら、それぞれの声調の大体のイメージをつかんでみてください。
図の「第◯声調」の後ろにある記号は、IPA表記に使われる、声調を表す記号です。このように使われます。
[màa], [mâa], [máa], [mǎa]
↑この[maa]の上についている記号をみて、どの声調かを判断します。

第1声調(平声)

普通の音程をまっすぐと発音してください。
声調記号はありません。そのまま[maa]です。ちなみにタイ語で[maa]は「来る」という意味です。

第2声調(低声)

第1声調より低い音程で平らに発音してください。
声調記号は[màa]です。

第3声調(下声)

高い音程からはじまりますが、その後下がります。
声調記号は [mâa]です。

第4声調(高声)

高い音程からはじまり、さらに上がります。
声調記号は[máa]です。ちなみに[máa]はタイ語で「馬」という意味です。

第5声調(上声)

低い音程からはじまりますが、尻上がりに発音します。
声調記号は[mǎa]です。ちなみに[mǎa]はタイ語で「犬」という意味です。

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以上、母音と声調でした。

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